夏の暑さ対策 冬の寒さ対策

断熱リフォームはなぜ窓からがよいのか、順番の理由を解説

断熱リフォームはなぜ窓からがよいのか、順番の理由を解説

断熱リフォームを検討していると、「どこから手をつければよいのか」と迷ってしまうことはありませんか。

結論からいうと、窓から始めることをおすすめする考え方が一般的によく紹介されています。窓は熱の出入りが大きい部位とされているため、比較的少ない工事で効果を実感しやすいと言われています。

この記事では、断熱リフォームを窓から始めるとよいとされる理由と、窓以外から始めたほうがよいケース、進め方の考え方をご紹介します。

作成者 中川 恭一(株式会社住まうを想う 代表取締役社長) プロフィール

作成日 2026年10月28日 最終更新日 2026年10月28日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約10分

断熱リフォームは、なぜ窓から始めるとよいとされていますか?

住宅の熱の出入りのうち、窓が占める割合は大きいとされています。冬は暖房の熱が窓から逃げやすく、夏は外の熱気が窓から入りやすいため、窓の断熱は季節を問わず効果を実感しやすい対策として紹介されることが多くあります。

また、窓は壁や床と比べて、工事の規模を抑えやすい部位でもあります。内窓の設置であれば、大掛かりな解体工事を伴わずに済むことも特徴の一つです。

部位 一般的に言われる熱の出入りの大きさ 工事の規模の傾向
窓大きいとされる比較的小規模で済む場合が多い
壁一定の割合がある解体を伴う大掛かりな工事になりやすい
床一定の割合がある床下からの作業が必要になることがある
屋根・天井一定の割合がある屋根裏からの作業が必要になることがある

出典:一般的な住宅の熱の出入りと工事規模の傾向の整理(2026年10月時点)。実際の割合は住宅の構造によって異なります。

窓から始めることには、どのようなメリットがありますか?

工事規模を抑えやすいことに加え、住みながら工事を進めやすい点もメリットとして挙げられます。1ヶ所あたりの工事が短時間で済むことが多く、生活への影響を抑えやすい傾向があります。

窓からの断熱リフォームと壁・床からの断熱リフォームの特徴を対比して示す図 図1 窓から始める場合と、壁・床から始める場合の特徴 窓から始める 壁・床から始める 工事規模を抑えやすい 住みながら進めやすい 比較的短期間で完了しやすい 解体を伴うことが多い 工事期間が長くなりやすい 構造的な改善につながる面も どちらが向いているかは、悩みの内容と予算によって変わります。 出典:一般的な断熱リフォームの進め方の特徴整理(2026年10月時点)

費用面でも、窓の断熱は壁・床・屋根の断熱と比べて、部分的に始めやすい傾向があります。予算に応じて範囲を調整しやすい点も、窓から始めることが紹介される理由の一つです。

窓以外から始めたほうがよいケースはありますか?

床下からの冷えが特に強い住宅や、断熱材が全く入っていない住宅の場合、窓だけの対策では効果を実感しにくいことがあります。このような場合、床や壁の対策を優先したほうが、納得感のある結果につながることもあります。

一般的な傾向はあくまで目安であり、絶対的な正解ではありません。ご自宅の状況に応じて、現地調査のうえで優先順位を検討することをおすすめします。

複数の部位が気になる場合、どう優先順位をつければよいですか?

最も不快感を感じている部位、生活時間の長い部屋、費用対効果が見込みやすい部位など、複数の視点から優先順位を検討する方が多いとされています。すべてを一度に判断する必要はなく、現地調査のうえで専門家の意見を聞くことも一つの方法です。

築年数によって、優先すべき部位は変わりますか?

築年数が古い住宅ほど、断熱材が入っていない・劣化している可能性が高くなるため、窓だけでなく壁や床も含めた検討が必要になることがあります。一方、比較的新しい住宅では、窓の対策だけで十分な効果を実感できるケースも多いとされています。築年数はあくまで一つの目安であり、断定的な判断材料ではありません。

建物の状態は見た目だけでは判断しづらいこともあるため、現地調査を依頼し、専門家の視点で確認してもらうことをおすすめします。過去のリフォーム履歴がある場合は、その内容も伝えておくとより的確な提案を受けやすくなります。

部屋ごとに優先順位をつける場合の考え方はありますか?

リビングや寝室など、長時間過ごす部屋を優先する方が多い傾向があります。子供部屋や高齢の家族が使う部屋も、優先度が高くなりやすい部屋として挙げられることがあります。

一方で、使用頻度の低い部屋は後回しにして、よく使う部屋から段階的に進めるという考え方もあります。すべての部屋を一度に対策する必要はありません。

窓の断熱には、どのような方法がありますか?

内窓の設置、既存ガラスの交換、既存サッシ自体の交換など、複数の方法があります。それぞれ費用・工期・効果の傾向が異なるため、ご自宅の状況に合わせて選ぶことが大切です。

01内窓の設置:既存の窓の内側に新たな窓を設置する方法。工事が比較的短時間で済む傾向があります。

02ガラスの交換:既存のサッシを残し、ガラスのみを高性能なものに交換する方法。

03既存サッシの交換:サッシ自体を新しいものに交換する方法。工事規模は大きくなる傾向があります。

04外側からの改修:外壁と合わせて窓も含めて改修する方法。大規模なリフォームにあわせて検討されることが多いです。

どの方法が適しているかは、既存の窓の状態・予算・工事期間の希望によって変わります。複数の選択肢を提示してもらい、比較したうえで検討することをおすすめします。

窓の断熱から始めて、次にどう進めればよいですか?

窓の断熱を試したうえで、まだ気になる部位があれば、床・壁・屋根の対策を検討するという進め方が一般的です。一度にすべてを行う必要はなく、段階的に進めることも可能です。

窓の断熱から始めて、必要に応じて他の部位へ範囲を広げる手順を示す図 図2 断熱リフォームを段階的に進める手順 STEP 1 窓の断熱を試す 内窓等、比較的 始めやすい対策から STEP 2 効果を確認 数週間〜1season 程度様子を見る STEP 3 他の部位を検討 まだ気になる部位が あれば次へ STEP 4 必要な範囲を実施 予算に応じて 順次進める この順で進めると、無理のない範囲で断熱リフォームを進めやすくなります。 最初からまるごと断熱を検討していただいても構いません。 出典:一般的な断熱リフォームの進め方の整理(2026年10月時点)

当社の進め方

住まうを想うでは、断熱リフォームのご相談をいただいた際に、まず窓からの対策で十分かどうかを一緒に確認させていただいています。営業なし・代表直接対応という3つのお約束のもと、必要のない工事を勧めることはありません。窓1ヶ所からのご相談も承っています。

出典:当社USP「3つのお約束」(/usp/no-sales/・/usp/direct/・/usp/small-start/・2026年10月確認)。

窓の断熱と一緒に、補助金制度は利用できますか?

窓の断熱リフォームに関する国の補助金制度が設けられている年度もあります。制度の詳細(対象製品・申請時期・上限額等)は年度によって変わるため、最新情報は公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。

窓から始める断熱リフォームは、補助金制度の対象になりやすい傾向があるとされています。業者によっては申請手続きを代行してくれる場合もあるため、その点もあわせて確認するとよいでしょう。制度の対象条件は年度ごとに細かく定められているため、公式情報での確認を徹底することが大切です。

窓の素材にはどのような選択肢がありますか?

内窓の枠にはアルミ樹脂複合・樹脂などの種類があり、ガラスにも単板ガラス・複層ガラス・Low-Eガラスなど複数の選択肢があります。価格帯や断熱性能は製品によって異なるため、予算と求める効果に応じて選ぶことが大切です。

どの製品が適しているかは、既存の窓の状態や部屋の用途、重視するポイント(断熱・防音・防犯等)によって変わります。業者に相談する際は、複数の選択肢を提示してもらい、それぞれの特徴を比較したうえで検討することをおすすめします。一つの製品だけを提案する業者よりも、複数の選択肢を示してくれる業者のほうが、納得感のある選択につながりやすいといえます。

窓の断熱リフォームは、どのくらいの期間で完了しますか?

内窓の設置の場合、1ヶ所あたり1日程度で完了することが多いとされています。複数ヶ所をまとめて行う場合でも、大掛かりな解体工事を伴わないため、比較的短期間で完了する傾向があります。工期の短さも、窓から始める理由の一つです。

一方、既存サッシの交換や外壁と合わせた改修を行う場合は、現地調査や日程調整も含めて、より長い期間を見込む必要があります。工事内容によって期間が大きく異なる点は、事前に確認しておくことをおすすめします。見積りの際に、おおよその工期も確認しておくと安心です。

費用対効果を考えるうえで、気をつけたいことはありますか?

費用対効果は、住宅の状態や生活スタイルによって個人差があります。「何年で元が取れる」といった断定的な説明には、慎重に耳を傾けることをおすすめします。

窓の断熱は、暖房・冷房費の負担軽減だけでなく、結露の抑制や防音効果など、複数の面での効果が期待できるとされています。費用対効果を金額だけで判断せず、複数の観点から検討することをおすすめします。

内窓の設置工事にかかる期間の幅を示す図 図3 窓の断熱工事にかかる期間の目安 内窓1〜2ヶ所・即日〜1日程度 内窓複数ヶ所・1〜3日程度 窓の数が少ない場合、比較的短期間で完了することが一般的です。 窓の数が多い場合でも、大掛かりな解体工事を伴わないため、壁や床の断熱工事と比べて短期間で完了する傾向があります。 出典:一般的な内窓工事の期間の整理(2026年10月時点)

石川県・富山県で断熱リフォームの順番を考える際のポイントは?

冬場の積雪や寒暖差が大きい石川県・富山県では、窓からの冷気の影響を実感しやすいとされています。窓の断熱から始めることで、比較的早く効果を実感しやすい地域だといえます。

白山市を拠点に活動する当社では、地域の気候をふまえたうえで、窓からの対策とその他の部位の対策、両方の視点からご相談に対応しています。営業なし・代表直接対応という3つのお約束のもと、必要な範囲を一緒に見極めるところから始めています。

積雪の多い時期は、外気と室内の温度差がさらに大きくなるため、窓からの冷気を実感しやすくなります。こうした季節特有の事情もふまえたうえで、優先順位をご案内しています。

施工後のアフターフォローは、どう確認すればよいですか?

工事を伴う対策の場合、工事保証・製品保証の内容を契約前に確認しておくことをおすすめします。対策後に不具合が出た場合のフォロー体制についても、あわせて確認しておくと安心です。

「絶対に効果が出る」といった断定的な説明には、慎重に耳を傾けることをおすすめします。効果の実感には住宅の条件による個人差があるため、現実的な効果の範囲を理解しておくことが大切です。

ご自宅の優先順位は、どう確認すればよいですか?

ここまでの内容を踏まえて、ご自宅の状況をチェックしてみてください。当てはまる項目が多いほど、窓からの断熱リフォームの検討価値が高まります。

断熱リフォームの優先順位セルフチェック(5項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個壁や床など、他の部位から検討してもよいかもしれません。
2〜3個窓からの断熱リフォームが向いている可能性があります。
4〜5個窓からの断熱リフォームを優先的に検討する価値が高そうです。まずはご相談ください。

断熱リフォームの順番について、よくいただくご質問は?

断熱リフォームの順番に関して、ご相談時によくいただく質問をまとめました。一般的な考え方にもとづく内容で、住宅ごとに異なる部分は明記しています。

断熱リフォームは、なぜ窓から始めるのがよいとされているのですか?
窓は家の中でも熱の出入りが大きい部位とされているためです。窓の断熱から始めることで、他の部位に比べて効果を実感しやすいと言われています。

窓以外から始めても問題ありませんか?
問題ありません。床下からの冷えが強い場合など、住宅の状況によっては窓以外を優先したほうが納得感のある結果になることもあります。

窓の断熱だけで、家全体の寒さ・暑さは解決しますか?
窓の断熱は効果的な対策の一つですが、壁・床・屋根の断熱状況によって、感じ方には差があります。必要に応じて他の部位の対策も検討することをおすすめします。

窓の断熱にはどのような方法がありますか?
内窓の設置、ガラスの交換、既存サッシの交換など複数の方法があります。予算や工事期間によって、適した方法が変わります。

順番を気にせず、気になる部位から始めてもよいですか?
はい、問題ありません。一般的な傾向はあくまで目安であり、ご自宅の状況に応じて順番を決めていただいて構いません。

断熱リフォームの順番を間違えると、後悔しますか?
順番自体に正解・不正解があるわけではありません。ただし、優先度の低い部位から始めて予算を使い切ってしまうと、本来気になっていた部位の対策が後回しになることはあります。

断熱リフォームの順番に関する疑問の多くは、「自分の家ではどこから始めるべきか」という点に集約されます。まずは現地調査で、ご自宅の状況を確認してみてください。ここに載っていない疑問がある場合も、遠慮なくお尋ねください。順番にこだわりすぎず、気になる部位からご相談いただいて構いません。

まずは何から始めればよいですか?

窓際の冷気・熱気や結露など、気になっている状況を整理し、まずは窓の断熱についてご相談いただくことをおすすめします。窓以外の部位が気になる場合も、お気軽にお尋ねください。

窓1ヶ所からのご相談も承っています。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。順番に迷っている段階でのご相談も歓迎です。「とりあえず話を聞いてみたい」という段階でも問題ありません。心より皆様のお問い合わせをお待ちしております。

窓断熱リフォームのページで、サービス内容を確認する

窓の断熱リフォームの考え方と当社の進め方をご案内しています。まずは内容を確認したい方はこちらから。

窓断熱リフォームのページを見る