二重窓と内窓の違いは?呼び方より確認すべき大切なポイント
窓の断熱リフォームを調べていると、「二重窓」「内窓」「二重サッシ」「インナーサッシ」など、似たような言葉がいくつも出てきて、違いが分からず戸惑う方も少なくありません。
この記事では、これらの言葉がどのように使い分けられているのか、そして呼び方の違いよりも確認すべきポイントは何かを整理します。ガラスや枠の素材といった、実際の性能に関わる違いもあわせてご紹介します。
作成者 中川 恭一(株式会社住まうを想う 代表取締役社長) プロフィール
作成日 2026年9月15日 最終更新日 2026年9月15日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約10分
二重窓と内窓は、同じものですか?
多くの場合、同じ仕組みを指す言葉として使われています。既存の窓の内側にもう1つ窓を設置し、2枚の窓のあいだに空気の層をつくるという工法自体は共通しています。呼び方の違いより、性能の違いを見ることが大切です。
「内窓」は設置する製品そのものを指す言葉として、「二重窓」は窓が二重になった状態を指す言葉として使われる傾向がありますが、厳密な使い分けのルールがあるわけではなく、会社や地域によって呼び方が異なります。
たとえば同じ会社のホームページの中でも、ページによって「内窓」と書かれていたり「二重窓」と書かれていたりすることがあります。これは誤りではなく、単に読みやすさや文脈に応じて使い分けているだけのことがほとんどです。
その他の呼び方
「二重サッシ」「インナーサッシ」「内窓サッシ」なども、同じ仕組みを指す呼び方として使われることがあります。メーカーによっては独自のブランド名で製品を呼ぶこともあり、これが余計に混乱を招く一因になっています。
例えば大手メーカーの製品には、それぞれ独自のブランド名が付けられています。これらはすべて内窓・二重窓の一種でありながら、ブランド名だけを見ると別のカテゴリの製品のように感じられることがあります。ブランド名にとらわれず、基本的な仕組みは同じだと理解しておくと安心です。
言葉の違いで不安にならなくてよい理由
複数の呼び方があること自体は、製品の良し悪しとは関係ありません。同じ商品を紹介するページでも、会社によって「内窓」と書いたり「二重窓」と書いたりするのはよくあることです。呼び方の違いに戸惑って、検討そのものを諦めてしまうのはもったいないことです。
大切なのは、ご自身の悩み(寒さ・結露・防音など)を解決できる製品かどうかであり、その製品がどう呼ばれているかではありません。悩みを軸に考えると、呼び方の違いに振り回されずに検討を進められます。
この記事を読んだあとは、「内窓」でも「二重窓」でも、ご自身がしっくりくる言葉で検討を進めていただければ十分です。呼び方の正解を探すことに時間を使うよりも、実際の悩みの解決に時間を使っていただきたいと考えています。
なぜ、こんなに呼び方が多いのですか?
窓リフォーム業界では、メーカーごとに製品名(ブランド名)をつけて販売しているため、一般名称と商品名が混在した状態で情報が広まっています。そのため、同じ仕組みの製品でも、会社によって紹介される呼び方が異なります。
| 呼び方 | 使われ方の傾向 |
|---|---|
| 内窓 | 設置する製品・工事そのものを指すことが多い |
| 二重窓 | 窓が二重になった状態を指すことが多い |
| 二重サッシ・インナーサッシ | 内窓とほぼ同じ意味で使われることが多い |
| (メーカーのブランド名) | 各社が独自につけた製品名 |
出典:一般的な呼び方の使われ方の傾向の整理(2026年9月時点)。会社や地域によって異なる場合があります。
検索するときも、「内窓」「二重窓」のどちらで調べても、おおむね同じような情報にたどり着くことが多いのはこのためです。呼び方に迷ったら、どちらの言葉で検索しても大きな支障はありません。
業界内でも呼び方の統一がされているわけではないため、専門家であっても会話の中で複数の呼び方を混ぜて使うことがあります。呼び方が違うからといって、別の工法だと思い込む必要はありません。
呼び方より、確認すべきポイントは何ですか?
呼び方の違いよりも重要なのは、ガラスの種類・枠の素材・製品のグレードといった「中身」の違いです。同じ「内窓」という言葉でも、単板ガラスか複層ガラスかで性能は大きく変わります。
見積書や商品カタログに知らない言葉が出てきた場合は、その場で意味を確認することをおすすめします。呼び方の違いに惑わされず、実際の性能で比較することが、後悔しない選び方につながります。
特に比較検討で複数社から見積りを取る場合、会社ごとに違う呼び方を使っていると、同じ製品を比較しているのか、違う製品を比較しているのか分かりにくくなることがあります。そのようなときは、ガラスの種類やグレードなど、具体的な仕様を基準に比較することをおすすめします。
ガラスのグレードによる違い
内窓のガラスには、単板ガラス・複層ガラス(ペアガラス)・Low-E複層ガラスといったグレードがあります。これらは呼び方の違いではなく、実際の性能に直結する重要な違いです。同じ「内窓」という言葉でも、選ぶガラスによって断熱・結露対策の効果は変わってきます。
見積書に「Low-E」「ペアガラス」といった単語が出てきた場合、これは呼び方の違いではなく、性能を示す仕様の違いです。この部分こそ、金額と一緒にしっかり確認しておきたいポイントになります。分からない単語があれば、その場で聞いてしまうのが一番の近道です。
枠の素材による違い
窓枠の素材にも、樹脂・アルミ・アルミ樹脂複合といった種類があります。これもガラスと同様、呼び方の問題ではなく性能に関わる違いです。樹脂は熱を伝えにくく、アルミは熱を伝えやすいという特性の違いがあり、選ぶ素材によって断熱効果の出方が変わってきます。
「サッシ交換」との違いは、どこにありますか?
内窓・二重窓が「既存の窓は残したまま内側に追加する」工事であるのに対し、サッシ交換(外窓交換)は「既存の窓を取り外して新しいものに交換する」工事です。これは呼び方の違いではなく、工法そのものが異なります。
内窓は既存の窓を活かせるため、工事の規模を抑えやすい一方、サッシ交換は窓自体を刷新できるため、開閉のしやすさや見た目の一新も期待できます。どちらが合うかは、窓の状態や重視したいポイントによって変わります。呼び方の違いと工法の違いを混同しないよう、注意が必要です。
英語表記や海外の呼び方とは違いますか?
海外では「セカンダリーガラス」「インナーウィンドウ」といった呼び方が使われることもあり、国内の「内窓」「二重窓」とは異なる表現が使われています。基本的な仕組みは共通していても、国や地域によって呼び方の慣習が異なるのは、日本国内での呼び方の違いと同じ構図といえます。
海外製品の情報を調べる際は、日本の製品とは規格や基準が異なることもあるため、呼び方だけでなく、対応する窓のサイズや取り付け方法も含めてよく確認することをおすすめします。海外通販サイトで見つけた製品をそのまま日本の住宅に取り付けられるとは限りません。
国内で流通している製品は、日本の住宅の窓サイズや気候に合わせて設計されていることが一般的です。海外の情報を参考にする場合も、最終的には国内で対応できる製品・工法かどうかを確認することが大切です。判断に迷う場合はご相談ください。
当社での呼び方
住まうを想うでは、既存の窓の内側に新しい窓を追加する工事を「内窓」または「窓断熱」という言葉でご案内しています。呼び方に関わらず、ご相談の際にどのような工事かを分かりやすくご説明しますので、専門用語が分からなくてもご安心ください。
営業なし・代表直接対応という3つのお約束のもと、専門用語を並べて分かりにくく説明することはありません。分からない言葉があれば、その場で遠慮なくご質問ください。
専門用語を並べて煙に巻くような説明は、当社が最も避けたいことのひとつです。難しい言葉を使わなくても、必要な情報はきちんと伝わるはずだと考えています。安心してご相談いただける関係を大切にしています。ご不明な点はいつでも遠慮なくお尋ねください。
出典:当社USP「3つのお約束」(/usp/no-sales/・/usp/direct/・/usp/small-start/・2026年9月確認)。
石川県・富山県でも、呼び方に違いはありますか?
地域によって、昔から使われてきた呼び方に多少の違いがあることもありますが、基本的な仕組みは全国共通です。石川県・富山県で相談される場合も、この記事で整理した内容を参考にしていただけます。
雪国特有の建具の呼び方(雪見障子や二重サッシなど、寒冷地の住宅で伝統的に使われてきた言葉)と、近年の断熱リフォームで使われる呼び方が混在することもあります。古い言葉と新しい言葉、どちらで質問していただいても対応できますのでご安心ください。
世代によって使い慣れた言葉が違うこともあります。ご高齢の方とお若い方とで、同じ製品を違う呼び方で表現されることもありますが、どちらの言葉でも対応いたしますので、ご家族どなたでもお気軽にご相談ください。世代を問わず、どなたにも分かりやすい説明を心がけています。
白山市を拠点に活動する当社では、地域のお客様にも分かりやすい言葉でご説明することを心がけています。専門的な言い回しで戸惑わせることのないよう配慮しています。
自分の窓の状態を確認するには、どうすればよいですか?
呼び方に関わらず、まずはご自宅の窓の状態を確認することから始めましょう。以下のチェックで、現状を整理してみてください。当てはまる数が多くても、心配する必要はありません。専門用語を知らないのは当然のことです。
窓の状態セルフチェック(5項目)
当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。
当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。
当てはまった数でみる読み取り方
| 当てはまる数 | 読み取り方 |
|---|---|
| 0〜1個 | 窓についての理解が進んでいる状態です。具体的な相談に進みやすい段階です。 |
| 2〜3個 | いくつか整理しておきたい点があります。ご相談の際に丁寧にご説明します。 |
| 4〜5個 | 専門用語に戸惑いやすい状態です。分かりやすい説明を心がけますので、お気軽にご相談ください。 |
呼び方について、よくいただくご質問は?
内窓・二重窓の呼び方に関して、ご相談時によくいただく質問をまとめました。専門用語で戸惑われる方が多いテーマのひとつです。
「二重サッシ」という呼び方も聞きますが、同じものですか?
はい。二重窓・二重サッシ・内窓は、いずれも既存の窓の内側にもう1つ窓を設置する同じ仕組みを指すことが多い呼び方です。
メーカーによって商品名が違うのはなぜですか?
各メーカーが独自の製品名(ブランド名)をつけているためです。機能や仕組みの基本は共通していますが、細かい仕様は製品ごとに異なります。
「サッシ交換」と「内窓」はどう違いますか?
サッシ交換は既存の窓を取り外して新しい窓に交換する工事、内窓は既存の窓を残したまま内側に新しい窓を追加する工事です。呼び方だけでなく工法自体が異なります。
見積書に書かれている言葉が分からないときはどうすればいいですか?
遠慮なくご質問ください。同じ意味の言葉が複数の呼び方で書かれていることもあるため、分かりやすい言葉に置き換えてご説明します。
呼び方が違うと、性能にも違いがありますか?
呼び方の違い自体が性能の違いを意味するわけではありません。性能はガラスの種類や枠の素材など、個々の仕様によって決まります。
相談するときは、どの呼び方を使えばいいですか?
どの呼び方でも構いません。「窓の内側に何か付けたい」といった曖昧な表現でも、内容をお伺いしながら整理していきますので、ご安心ください。
複数の呼び方を同時に使ってもいいですか?
もちろん問題ありません。ご自身が分かりやすい表現で構いませんし、当社側でも文脈から意図を汲み取ってお答えします。
言葉の違いで迷ったときは、遠慮なくご質問ください。分かりやすい言葉での説明を心がけています。専門知識がなくても安心してご相談いただけるよう努めています。
まずは何から確認すればよいですか?
呼び方を気にする必要はありません。まずはご自宅の窓の悩み(寒さ・結露・防音など)を教えてください。当社が現地を確認したうえで、分かりやすい言葉でご説明します。
「専門用語が分からないから相談しづらい」と感じる必要はまったくありません。むしろ分からないことを分からないままにせず、遠慮なく質問していただくことを歓迎しています。まずはお気軽にお問い合わせください。
窓断熱リフォームのページで、工事の内容を確認する
窓断熱リフォームで対応できる内容と進め方をご案内しています。まずは内容を確認したい方はこちらから。
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