マンションの窓8か所に内窓インプラス|ガラスブロック上の窓とコーナーの掃き出し窓まで断熱した施工事例
鉄筋コンクリート造の中高層マンションで、LDK・寝室・キッチン・玄関の窓8か所にLIXILの内窓「インプラス」を取り付けた施工事例です。ガラスブロックの上にある横長窓や、コーナーの2連掃き出し窓など、マンションならではの窓にも内窓を納めています。
「マンションだから窓は変えられない」と諦めていませんか。マンションの窓サッシは共用部分にあたるため交換できないことが多いのですが、内窓は住戸の内側に取り付ける工事です。この記事では、8か所の窓を写真で順にご覧いただきながら、マンションで内窓を検討するときのポイントをお伝えします。
作成者 中川 恭一(株式会社住まうを想う 代表取締役社長) プロフィール
作成日 2026年9月26日 最終更新日 2026年9月26日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約5分
どんな住まいで、どこに内窓を付けたのですか?
市街地を見下ろす中高層階のマンションの住戸で、玄関から寝室・キッチン・LDKまで、住戸内の窓8か所に内窓を設置しました。既存の窓はすべて黒いアルミサッシで、内窓はホワイトを選んでいます。
- 建物:鉄筋コンクリート造のマンション(中高層階・写真から判断)
- 工事の種類:内窓(二重窓)の設置
- 使用商品:LIXIL 内窓「インプラス」
- 施工箇所:玄関側の小窓1・寝室3(ガラスブロック上の横長窓、腰窓、掃き出し窓)・キッチン1・LDK3(腰窓、掃き出し窓、コーナーの2連掃き出し窓) 計8か所
- 既存サッシ:黒のアルミサッシ(内窓はホワイト)
※所在地・築年数・ご家族構成・工期・費用は共有資料に記載がないため掲載していません。
マンションでも内窓は取り付けられますか?
多くの場合、取り付けられます。マンションの窓サッシやガラスは共用部分として扱われることが多く、住戸の判断で交換はできません。一方、内窓は住戸の内側の窓枠に取り付けるため、共用部分に手を加えずに窓の断熱性を高められます。
ただし、管理規約によっては届け出が必要な場合があります。工事の前に規約を確認し、必要な手続きをご案内します。
マンションで内窓を検討する理由は、戸建てと少し違います。コンクリートの躯体は熱を溜め込みやすく、冬は窓まわりの結露が出やすい環境です。また、眺望のよい住戸ほど窓が大きく、面積の大きな窓から熱が出入りします。今回の住戸も、LDKにコーナーの2連掃き出し窓を含む大きな窓が3か所ありました。
8か所のBefore/After
写真は施工の記録順に並べています。Beforeが既存の黒いサッシの窓、Afterが白い内窓を取り付けた状態です。
玄関・寝室
1. 玄関側の小窓
廊下の突き当たりにある小さな窓です。黒いサッシの内側に白い内窓を納めました。玄関まわりは外気に近く、小窓1か所でも冷気の入口になります。
2. 寝室(ガラスブロックの上の横長窓)
この現場でいちばん特徴的な窓です。壁の下半分がガラスブロック、その上に横長の引違い窓が2枚並んでいました。内窓は、上の引違い窓だけでなくガラスブロック部分まで含めた開口全体を覆う大きさで納めています。ガラスブロックは光を取り込む一方で断熱性は高くないため、まとめて内側から覆うことで、壁一面の冷えを抑える考え方です。
3. 寝室(引違いの腰窓)
市街地を見下ろす寝室の腰窓です。黒いサッシに白い内窓を重ねると、室内側から見える窓枠の印象が明るくなります。
4. 寝室(掃き出し窓)
ベッドのすぐ横にある掃き出し窓です。寝ている間にいちばん近い窓のため、夜間の冷気や結露の影響を受けやすい場所と考えられます。
キッチン・LDK
5. キッチン(掃き出し窓)
コンロのすぐ横にある掃き出し窓です。調理中に足元から冷気を感じやすい場所です。バルコニーへの出入りは内窓と既存の窓の2枚を開けることになります。
6. LDK(引違いの腰窓)
LDKの腰窓です。白い壁に白い内窓が納まり、黒いサッシが室内側からほぼ見えなくなっています。
7. LDK(掃き出し窓)
バルコニーに出る大きな掃き出し窓です。面積が大きい窓ほど熱の出入りも大きく、内窓の効果を体感しやすい場所と考えられます。
8. LDK(コーナーの2連掃き出し窓)
部屋の角に2面続く掃き出し窓です。眺望はよい一方、2方向から冷気と熱が入る窓でもあります。2面それぞれに内窓を製作し、角で突き合わせて納めました。
マンションの内窓で、現地で確認していること
- 窓枠の奥行き。内窓を納めるには窓枠に一定の奥行きが必要です。足りない場合は、枠を足す部材で対応します。
- 特殊な開口。今回のガラスブロックのように、窓以外の開口も含めて覆うかどうかを検討します。
- 管理規約。内窓は専有部分の工事ですが、届け出が必要な場合があります。
- 出入りの動線。バルコニーへの掃き出し窓は、2枚を開けることになるため、使い方をお聞きしてから仕様を決めます。
こうした確認は、写真を送っていただくだけでもある程度進められます。来店は不要です。
よくある質問
Q. マンションの内窓は管理組合の許可が必要ですか?
A. 内窓は住戸の内側に取り付ける専有部分の工事のため、多くのマンションで可能です。ただし管理規約によって届け出が必要な場合があるため、事前に確認します。
Q. 窓1か所だけの工事でもお願いできますか?
A. はい。窓1ヶ所からのご依頼に対応しています。結露がひどい寝室の窓だけ、といったご相談も歓迎です。
Q. ガラスブロックの部分にも内窓を付けられますか?
A. 今回の現場では、ガラスブロックを含む開口全体を覆う内窓を製作しています。開口の形や奥行きによって対応方法が変わるため、現地または写真で確認します。
Q. マンションの結露は内窓で減りますか?
A. 内窓で既存の窓の内側の温度が下がりにくくなるため、結露の軽減が期待できます。ただし室内の湿度や換気の状況も影響するため、住まいの状況に合わせてご案内します。
Q. 補助金は使えますか?
A. 内窓の設置は、国や自治体の補助制度の対象となる場合があります。制度によって対象製品・条件・申請期間が異なるため、ご検討時点の最新情報をご案内します。
まとめ
マンションの窓サッシは変えられなくても、内窓なら住戸の内側から窓の断熱を整えられます。今回の現場では、ガラスブロックの上の窓やコーナーの2連掃き出し窓を含む8か所に内窓を入れ、住戸全体の窓を二重にしました。
「うちのマンションでもできる?」という段階のご相談で大丈夫です。窓の写真をお送りいただければ、できることとできないことを正直にお伝えします。
マンションの窓の寒さ・結露、写真を送るところからご相談ください
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