一部屋断熱
2026/09/27

2階リビングと1階アトリエだけ内窓インプラス|大きな窓の部屋から始めた一部屋断熱の施工事例

施工事例4

家じゅうではなく、2階リビングと1階のアトリエの2部屋だけに、LIXILの内窓「インプラス」を取り付けた施工事例です。2階リビングはコーナーに大きな窓が連なる部屋で、8面の窓すべてを内窓にしました。1階アトリエは3連の窓と掃き出し窓の4面です。

「家全体を直すのがよいのは分かる。でも、そこまでの予算はかけられない」——このご相談に対する現実的な答えが、よく過ごす部屋の窓だけをまとめて断熱する「一部屋断熱」です。日差しがよく入る大きな窓の部屋は、冬は暖かい一方で、夏は暑く、夜は冷えます。この記事では、2部屋・12面の内窓を写真でご覧いただきながら、部屋を選ぶ基準をお伝えします。

作成者 中川 恭一(株式会社住まうを想う 代表取締役社長) プロフィール

作成日 2026年9月26日 最終更新日 2026年9月26日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約5分

どんな住まいで、どこに内窓を付けたのですか?

2階にリビング、1階にアトリエ(仕事部屋)のある住まいで、この2部屋の窓12面に内窓を設置しました。玄関・寝室・水まわりの窓は、今回は触れていません。

  • 建物:2階にリビングのある住まい(周囲に中高層の建物が見える市街地・写真から判断)
  • 工事の種類:内窓(二重窓)の設置
  • 使用商品:LIXIL 内窓「インプラス」
  • 施工箇所:2階リビング8面(コーナーに連なる大きな窓)・1階アトリエ4面(3連の窓+掃き出し窓) 計12面
  • 内窓の色:ホワイト(既存の窓枠に合わせています)

※所在地・築年数・ご家族構成・工期・費用は共有資料に記載がないため掲載していません。

なぜ、この2部屋を選んだのですか?

「いちばん長く過ごし、いちばん窓が大きい部屋」だからです。2階リビングは、部屋の角を囲むように8面の窓が連なり、日中は写真のとおり日差しがたっぷり入ります。1階のアトリエも、腰高の収納の上に3連の窓と、テラスに出る掃き出し窓があり、壁の大部分が窓です。

窓が大きい部屋は、明るく気持ちのよい反面、熱の出入りも大きくなります。夏は日差しで室温が上がりやすく、冬は日が落ちたあとに窓から熱が逃げます。過ごす時間が長い部屋ほど、その差を毎日感じることになります。

一部屋断熱は、家全体を一度に工事するより費用を抑えながら、体感の変化が大きい部屋に集中する考え方です。今回のように「リビングと仕事部屋」のように2部屋を選ぶこともできますし、まず1部屋から始めて、あとから別の部屋を追加することもできます。

2部屋・12面のBefore/After

Beforeが既存の窓、Afterが内窓を取り付けた状態です。2階リビングは、内窓を開けた状態の写真も掲載しています。

1階アトリエ(4面)

1. アトリエの3連窓(3面)

1階アトリエの収納の上に並ぶ3連の窓(内窓設置前)
Before
1階アトリエの3連窓に内窓インプラスを取り付けた様子(施工後)
After

腰高の収納の上に3面並んだ窓です。3面それぞれに内窓を製作し、既存の窓枠の内側に納めました。机を置いて長時間過ごす仕事部屋は、窓際の冷気や日差しの熱を直接感じやすい場所です。

2. アトリエの掃き出し窓(1面)

1階アトリエのテラスに出る掃き出し窓(内窓設置前)
Before
1階アトリエの掃き出し窓に内窓インプラスを取り付けた様子(施工後)
After

テラスに出る掃き出し窓です。Beforeの写真では床に日差しが強く差し込んでいます。この窓にも内窓を入れ、アトリエの4面すべてが二重になりました。

2階リビング(8面)

3. リビングのコーナー連窓(8面)

2階リビングのコーナーに連なる大きな窓(内窓設置前)
Before
2階リビングのコーナー連窓8面に内窓インプラスを取り付けた様子(施工後)
After
2階リビングの内窓インプラスを開けた状態。既存の窓との間に空気の層ができている様子
After(内窓を開けた状態)

部屋の角を囲む8面の窓です。面ごとに内窓を製作し、角の部分で突き合わせて納めています。内窓の枠はホワイトで、既存の窓枠と重なって見えるため、Afterの写真でも窓の印象はほとんど変わっていません。

3枚目は、内窓を開けた状態です。既存の窓と内窓の間にできる空気の層が、外の熱や冷気を室内に伝わりにくくします。内窓は開け閉めできるため、換気や窓ふきはこれまでどおり行えます。

一部屋断熱で、部屋を選ぶときの基準

  • 過ごす時間が長い部屋。リビング、寝室、在宅ワークの部屋など。体感の変化を毎日感じられます。
  • 窓が大きい・多い部屋。熱の出入りが大きいぶん、内窓の効果も大きくなります。今回の2部屋は合計12面でした。
  • 悩みがはっきりしている部屋。「夏の午後に暑い」「冬の朝が寒い」「結露がひどい」など、困りごとが明確な部屋ほど改善を実感しやすくなります。

部屋を1つ選んだら、その部屋の窓は小さなものまで含めて全部を内窓にするのがおすすめです。1面だけ残すと、そこが冷気や熱の入口として残ってしまいます。

よくある質問

Q. リビングだけ、仕事部屋だけの工事でもお願いできますか?

A. はい。一部屋単位のご相談を歓迎しています。窓1ヶ所からでも対応します。

Q. 夏の暑さにも効果はありますか?

A. 内窓は、窓から入る熱を抑えるため、夏の室温の上昇をやわらげる効果が期待できます。日差しの強い窓には、日射を抑えるタイプのガラスをご提案することもあります。

Q. 窓が8面もあると、工事は大がかりになりますか?

A. 内窓は既存の窓を残して内側に取り付ける工事のため、壁を壊す必要はありません。住みながら工事できます。工事の時間は窓の数や現場の状況によって異なるため、確認のうえご案内します。

Q. あとから他の部屋も追加できますか?

A. はい。内窓は部屋ごとに独立した工事のため、あとから追加できます。まず1部屋で体感してから次を考える進め方もおすすめです。

Q. 補助金は使えますか?

A. 内窓の設置は、国や自治体の補助制度の対象となる場合があります。制度によって対象製品・条件・申請期間が異なるため、ご検討時点の最新情報をご案内します。

まとめ

家じゅうを一度に直さなくても、いちばん長く過ごす部屋の窓をまとめて断熱すれば、暮らしの体感は変わります。今回の現場では、2階リビングの8面と1階アトリエの4面、合わせて12面の窓に内窓を入れ、2部屋を二重窓にしました。

「まずはこの部屋だけ」というご相談で大丈夫です。気になる部屋の窓を写真に撮って、お送りください。

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